2019年10月11日にて、ADCPA代表理事の奥村が、大垣商業高校創立117年記念講演にて登壇させていただきました。「簿記会計が拡げる未来」というテーマで、プロ野球引退から公認会計士までの軌跡や簿記・会計を学ぶメリット、自分の可能性を拡げるための思考法についてお話しました。
簿記・会計は経済活動を数字に置き換える唯一の手段であり、「数字」は英語よりも広い共通言語です。また、数字で表された「データ」の活用は、勉強やスポーツ、ビジネスにおいて本質的に共通する部分だと言えます。そういう意味で、たとえ会計士にならなくとも「数字」の扱い方を学ぶことで、将来必ず経済社会で活きることをお伝えしました。
「自分の可能性を拡げるための思考法」については、奥村自身が「プロ野球選手になること」を目標に設定していたことが原因で、4年で戦力外通告を受けるという挫折を経験したことを基に、目標設定の重要性をお伝えしました。目標設定も、勉強やスポーツ、ビジネスにおいて共通する部分です。目標を設定し、今やるべきことを明確にすることが重要だと考えています。
また、MDM(無理・できない・向いていない)という、自分の可能性を閉ざしてしまう3つ
のNGワードを取り上げ、自分で作った壁が世界で唯一乗り越えられない壁であるとお伝えしました。
生徒の皆さんからは
「部活動で「こんな風になりたい」と目標やゴールを決めて練習に取り組むことは、勉強の面でも、「資格に合格する」と目標を決め勉強に取り組んでいく姿勢につながっていると聞いてすごく印象に残りました。これからは今やっていることには全て意味があると思い、取り組んでいきたいです」
と、勉強と部活動との共通点を感じ取り、今後の取り組みに活かしていこうと決意してくれたコメントや
「部活での努力が将来のビジネスにもつながると聞いて、少し未来が明るくなりました。同時に最後まで悔いのないように部活動をやり切ろうと心に決めました。スポーツの経験を活かしてこれから挑戦を続けようと思います」
と、部活での経験が将来に活きる「デュアルキャリア」の考え方に共感してくれたコメントを頂きました。
今回の講演が、生徒の皆さんが「部活動」だけ、「勉強」だけに取り組むのではなく、まさに「デュアルキャリア」を実践し、高校生活をより有意義な時間にするきっかけになれば幸いです!
#会計・簿記
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